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2026.7.30

ドローン外壁調査とは?赤外線撮影と記録映像で分かること・分からないこと

ドローン外壁調査とは、建物の周囲にドローンを飛行させ、地上から確認しにくい外壁を撮影・記録する調査方法です。通常のカメラによる記録映像に加え、赤外線カメラを使用することで、外壁表面に生じている温度差も確認できます。

足場を設置する前の事前確認や、補修範囲を検討するための資料として活用できますが、撮影画像だけで外壁内部の状態や補修方法まで断定できるわけではありません。

ドローン外壁調査で分かること・分からないこと

ドローン外壁点検では、高所や道路側など、地上から確認しにくい場所を画像として記録できます。一方、撮影できるのは原則として外壁表面であり、内部の状態まで直接確認できるわけではありません。

確認できること画像だけでは断定できないこと
ひび割れ、錆、塗装剥離、シーリングの劣化など、外壁表面に見える変化ひび割れの深さや、外壁内部まで劣化が進んでいるか
劣化が見られる建物面、高さ、位置、おおよその広がり補修に必要な材料、工法、正確な工事範囲
赤外線画像上で周囲と異なる温度を示している箇所温度差が浮きや剥離によって生じたものかどうか
ドローン外壁調査は、異常の可能性がある場所を抽出するために活用します。

記録映像と赤外線撮影の違い

ドローン外壁調査では、通常のカメラで撮影する可視画像と、赤外線カメラで撮影する熱画像を使い分けます。どちらか一方だけで判断するのではなく、両方を照らし合わせることが重要です。

撮影方法主に確認する内容注意点
記録映像・可視画像クラック、錆、塗装剥離、タイルや看板まわりの外観表面から見えない劣化は確認できない
赤外線撮影外壁表面の温度分布や周囲との温度差日射、気温、風、撮影時刻、壁面の向きなどに影響される
可視画像は外観、赤外線画像は表面温度の違いを確認するために使います。

赤外線画像に温度差があっても、外壁材の浮きや剥離とは限りません。可視画像、過去の補修履歴、現地の環境条件などを踏まえ、必要に応じて打診調査や近接目視を行います。

実際の外壁調査では何が記録されるのか

分譲マンションの調査例

匿名化した大阪府内の分譲マンション調査では、可視画像と赤外線画像を撮影し、一部の打診結果と照合しました。周囲との温度差や軽い打音が確認された場所について、モルタル浮きの可能性がある箇所として報告書に整理しています。

建物全体の写真、対象箇所の拡大画像、赤外線画像を並べることで、管理会社や建物オーナーが位置関係を確認しやすくなります。

ホテルの調査例

大阪市内のホテル調査では、外壁だけでなく、鉄骨階段、看板、シャッターボックス、手すり部分も記録対象になりました。錆や塗装剥離は建物全体の写真だけでは見落としやすいため、部位ごとの拡大画像として整理しています。

外壁調査報告書で確認したいポイント

ドローン外壁調査は、撮影するだけでは十分ではありません。調査後の判断に活用するには、どこに何が見られ、次に何を確認すべきかが分かる報告書が必要です。

報告書の構成確認する内容
建物全景撮影した建物面や対象箇所の位置
拡大画像ひび割れ、錆、剥離などの外観
赤外線画像周囲と異なる温度を示した箇所
所見考えられる可能性と追加確認の必要性

ドローン外壁調査後の流れ

調査後は、画像上で異常が疑われる場所を整理し、必要に応じて近接確認や修繕会社への相談につなげます。

1. 撮影建物全体と気になる箇所を可視画像・赤外線画像で記録
2. 整理建物面や高さごとに撮影画像を分類
3. 抽出劣化や温度差が見られる箇所を報告書に記載
4. 次の確認必要に応じて打診、近接目視、補修見積もりを検討

ドローン外壁調査が向いているケース

足場を組む前に建物全体の状態を把握したい場合や、高所・道路側など地上から見えにくい部分を確認したい場合に向いています。また、管理会社、建物オーナー、施工会社の間で同じ画像を共有したい場合にも活用しやすい方法です。

一方、外壁内部の状態を確定したい場合や、補修範囲を最終決定する場合は、ドローン撮影だけでなく、打診や近接目視などを組み合わせる必要があります。

ドローン外壁調査に関するよくある質問

ドローン外壁調査だけで異常を確定できますか?

画像から異常の可能性がある場所を抽出できますが、外壁内部の状態まで確定することはできません。必要に応じて打診調査や近接目視を行います。

赤外線画像に色の違いがあれば、浮きがあるということですか?

必ずしも浮きがあるとは限りません。日射や風、壁面の向きなどでも温度差が生じるため、可視画像や撮影条件と合わせて判断します。

足場を組まずに調査できますか?

事前確認の段階では、足場を設置せずに撮影できる場合があります。ただし、最終的な確認や補修工事では、足場や高所作業車が必要になることがあります。

まとめ

ドローン外壁調査で分かるのは、高所を含む外壁表面の状態、劣化が見られる位置、赤外線画像上の温度差などです。記録映像として残すことで、建物関係者の間でも状態を共有しやすくなります。

一方で、外壁内部の状態や温度差が生じた原因、補修方法までは画像だけで断定できません。分かることと分からないことを区別し、必要な追加確認につなげることが重要です。

外壁の状態を、足場を組む前に確認しませんか?

CapWorksのドローン外壁調査「カベミル」では、可視画像や赤外線画像を用いた撮影と、確認箇所を整理した報告資料の作成に対応しています。

建物の所在地、階数、おおよその規模、気になっている箇所が分かれば、調査方法や確認範囲をご相談いただけます。

ドローン外壁調査について相談する

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