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2026.7.14

制作会社に素材を渡す前に確認したいこと|ロゴ・写真・BGM・権利表記の抜け漏れチェック

制作会社に素材を渡す段階で情報が足りないと、動画制作そのものよりも差し戻しと確認作業で時間を失いがちです。ロゴ、写真、BGM、数値、人物写真の可否が曖昧なまま進むと、完成直前での差し替えや、公開後の修正が発生しやすくなります。

CapWorksの仕様書にまつわる記事でも、法務要件や対応範囲を事前に整理しておくことが重要と案内されています。また、文化庁の著作権の解説ページでも、他人の著作物を使うときは権利者の意思や条件を確認して判断することが大切と整理されています。この記事では、制作会社へ素材を渡す前に確認しておきたいポイントを、動画発注の実務目線でまとめます。

結論:素材そのものより「使ってよい範囲」を先に整理する

発注側でよく起こるのは、素材ファイルは集まっているのに、その素材をどこまで使ってよいかが整理されていない状態です。例えば、社内資料では使える写真でも広告では使えない、BGMはYouTube公開はできても広告配信は条件が違う、といったことがあります。

そのため、制作会社へ渡す前には「何があるか」だけでなくどこで使う予定か、誰が確認済みか、条件不明のものは何かまで合わせて渡す方が安全です。

先に確認したい5項目

確認項目見落としやすい内容抜けると起こりやすいこと
ロゴ・ブランド素材最新ロゴ、使用禁止例、色指定、余白ルール修正差し戻し、ブランド毀損
写真・動画素材撮影者、購入元、二次利用範囲、転載は禁止条件差し替え、公開停止、追加費用
BGM・効果音媒体別ライセンス、広告利用可否、クレジット条件公開後の権利問題、差し替え対応
人物・場所肖像使用許諾、施設撮影許可、掲載範囲公開NG、再編集、掲載延期
テキスト・数値出典URL、更新日、社内確認済みか誤情報掲載、法務確認やり直し

ロゴやブランド素材は最新版とルールを一緒に渡す

ロゴデータがあっても、旧版だったり余白ルールや禁止表現が共有されていなかったりすると差し戻しが起きます。AIや制作会社に「ロゴだけ渡す」のではなく、最新版データ、背景色の可否、縦横比、ブランドガイドの有無をひとまとめにして渡す方が安全です。

写真や動画素材は出所と二次利用条件まで確認する

社内に保存されている写真でも、誰が撮影したか、Web以外に広告転用してよいか、人物の掲載許諾が取れているかは別問題です。制作会社に渡す前に、撮影者、購入元、使用許諾の範囲、人物や施設の公開可否を整理しておくと、あとで差し替えになりにくくなります

BGMと効果音は「購入済み」だけで判断しない

BGMで特に多いのが、「有料で買ったから何にでも使える」と思い込むことです。実際には、媒体、広告利用、編集者への再配布、クレジット表記条件などがサービスごとに異なる場合があります。素材名だけでなく、購入先URLやライセンス条件が分かるメモも一緒に残す方が安全です。

人物と場所は、素材より先に公開範囲を確認する

社員、顧客、モデル、店舗、施設外観などは、撮影できたとしても公開先まで含めて許可されているかが重要です。社内向け、採用向け、広告向けでは扱いが変わることがあります。動画を作ってから確認するのではなく、素材を渡す前に公開範囲をそろえておく方が手戻りが少なくなります

テキストや数値は出典と更新日を付ける

会社紹介動画や商品紹介動画で入れる実績数値、受賞歴、導入社数、売上実績などは、制作会社が真偽判断できません。出典URL、更新日、社内確認済みかどうかをセットで渡すと、デザインやテロップを作る段階で止まりにくくなります

制作会社へ渡すときに添えたいメモ

制作会社へ渡すときに1行で添えたいこと
使ってよい範囲Web掲載のみ / SNS広告可 / 営業資料転用可
公開先YouTube、LP、展示会モニター、Instagram Reels
差し替え条件公開前なら差し替え可 / 公開後は要相談
権利の不明点撮影者未確認の写真あり / BGM候補は仮置き
社内確認担当法務、広報、ブランド管理、営業責任者

仕様書や初回相談で決めておくと進みやすいこと

公開先ごとの優先順位: Webサイト、営業資料、展示会、広告、SNSのどれが主用途か

素材の仮置き有無: 代替素材で先に編集してよいか、本素材待ちか

社内確認の締切: ブランド、法務、営業、広報の誰が最終確認するか

差し替えのしきい値: どの条件なら差し替えるか、どこまでなら注記で対応するか

仕様書記事でも、目的、法務要件、掲載媒体、対応範囲を細かく整理することが勧められています。制作会社へ素材を渡すときは、ファイル送付だけで終わらせず、権利・利用範囲・確認担当まで一緒に渡す方が、結果的に制作スピードも品質も安定します

※本記事は制作実務の整理を目的とした内容です。個別の契約や権利判断は、実際の利用規約や契約書、必要に応じて専門家確認を前提にご判断ください。

関連記事・参考リンク

動画制作の仕様書とは?

・動画制作を依頼する前に押さえたいポイント

・制作フロー

・文化庁「著作権、これってOK?NG?」

・CapWorksの制作実績一覧

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