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2020.4.7

ライティングの基本

  • DATE
    2020.4.7
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    -
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    -

映像や撮影シーンでの“ライティング”とは照明や照明機材によって被写体の印象を変える照明技術のことを指します。光をコントロールして美しく撮影するためには、ライティングにこだわることが大切です。撮影時の光の調節に悩まれている方はぜひご参考ください。

三点照明とは?

基本的な光の当て方として“三点照明”という照明技術があります。三点照明とは、“キーライト”、“フィルライト”、“バックライト”の3つのライトで被写体を照らす照明技術で、それぞれのライトにしっかり役割があり、上手く使いこなすことができればイメージどおりの撮影が可能となります。ではこの3つのライトの役割と配置について、詳しく説明しましょう。

キーライト

最もメインとなる光源のことで、屋外での撮影の場合では太陽光にあたる役割をもちます。キーライトは基本的に被写体となるものの正面斜め45度くらいからライトを照らすのが基本です。また、キーライトをどの方向から当てるのかは被写体の形状や特徴によっても異なるため、被写体をよく観察して位置を決定しましょう。ポートレートなどの場合は顔が重要となるため、前髪の方向などによって顔に影がかからないように照らしたり、あざがある方の場合は目立たないように反対側にキーライトを配置してあげるなど配慮が必要です。

フィルライト(おさえ)

キーライトの斜め前方反対側からあてる補助光源のひとつで、キーライトによってできた強い陰影を緩和させたり、キーライトで照らしきれない部分の照明としての役割をもっています。被写体を見ながら過不足なく光をあてれるように位置や角度、強さを調節しましょう。場合によってはキーライトの配置場所よりも正面寄りにした方が良いとされることもあります。フィルライトによって影などを消し、被写体を明るくしたりツヤをつけることができます。

バックライト(タッチライト)

バックライトとは被写体の後ろの高さ50~60度あたりの位置からあてる光源のことで、被写体の輪郭をくっきり浮かび上がらせ際立たせる効果があります。背景と被写体が溶け込んでしまうのを防ぎ、立体感を与えることができます。そのため、透明なものや昼間の雨や煙など、背景と同じ色の被写体を撮影する場合に有効です。バックライトが強いほど劇的でドラマティックな雰囲気を演出することができます。また逆に光を弱くすると自然でナチュラルな印象を演出できます。

撮影の際には必ずしも3つのライトが必要という訳ではありませんが、照明技術を駆使することで、普段の撮影よりもぐんと表現力をあげることができるでしょう。

では次に屋外の撮影などの際によく利用されている“レフ板”についてご紹介します。

レフ板を使う

レフ板とは光をコントロールする機材のひとつで、メインの照明の光を反射させて被写体を照らし明るくすることができます。屋外の場合は太陽光を反射させ、暗いところにあてるため、三点照明でいうフィルライトとしての役割を持ちます。

屋外でのポートレートの撮影の場合は、被写体の正面から光が当たっていると顎下に影ができ、全体的に暗い印象になってしまうため、逆光で撮影したほうが良いといわれています。しかし、逆光だと背景が白くなりすぎたり、被写体が暗くなりすぎたりします。そんなときにレフ板を使用して光を反射させれば、背景と被写体の明暗差を埋めることができます。
レフ板には様々な種類があります。みなさんがよくイメージされるのはホワイトのレフ板かと思いますが、その他にもシルバーやゴールド、ブラックのレフ板などがあり、それぞれの色によって被写体に与える効果が異なります。

ホワイト

光の反射率が低く、光を拡散する効果もあるため、やわらかなライティングを実現します。

シルバー

反射率が高く、ギラギラと硬く強い光になるためコントラストを付けたい場合や日陰などで日が弱い場合に最適です。

ゴールド

最も色温度が低く、夕日を表現したり暖かみを表現する場合に最適です。

ホワイトやシルバー、ゴールドのレフ板を使用する際にはメインの照明がある位置の対角線上に配置するのが基本となります。屋外で撮影する場合は、メインの照明となる太陽の位置が時間によって変化していくため、どこに太陽があるのかを常に意識し、レフ板の位置を調整しましょう。
ポートレートの撮影では被写体に対して60度から90度くらいから光を当てることが一般的といわれています。こうすることで下から光があたり顎の下の陰影は弱くなります。ただし、光が強くあたりすぎると不自然なコントラストになるため注意が必要です。自然な印象にしたい場合は被写体に対して平行から光を当てるとよいでしょう。

ブラック

光の反射を防ぎ、被写体に影を落とす効果があります。落ち着いた印象を与えたい場合や、影の部分をより黒く締め立体感を強調したい場合に最適です。なお、ブラックのレフ板を使用する場合は被写体とレフ板との距離があると被写体に影を落とすことができず、レフ板の効果が発揮できないため、できるだけレフ板を被写体に近づけるようにしましょう。

レフ板というと屋外での撮影の場合にのみ使用されるイメージがあるかと思いますが、実際は屋内でも使用されています。たとえば、ポートレート撮影の場合などで、被写体の下に暗い色のテーブルや床がある場合はレフ板を使用して、室内の光を反射させ被写体を照らし、明るくすることが可能ですし、料理の撮影をする際にも、レフ板を使用し光をコントロールすることで、食材の照りやツヤ、みずみずしさをしっかりと表現し美味しそうに演出することができます。

ライティングを駆使して撮影する場合は、まずどんな印象の撮影をしたいかというイメージを明確にすることが大切です。ぜひ自在に光をコントロールして表現豊かな撮影をしてみてください。

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