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2020.7.14

色彩心理学を活かした動画でマーケティング効果をUPさせよう

動画を作るにおいて、限られた時間内で必要な情報を伝え、見ている人にインパクトを残す作品に仕上げることはとても大切なポイントです。
この効果を高めるためには、動画に使う「色」にも着目してみましょう。色にはそれぞれ特徴があり、人間の行動や心理に大きな影響を与えます。
この記事では動画の内容をさらに分かりやすくし、心に働きかける効果が期待できる色彩心理学について紹介します。


色が与える影響とは?

人間は約90秒の間に初めて見た商品やサービスなどの評価を決めると言われており、さらにその6割以上の人が、評価を決めるうえで「色」が大きな判断基準になっているというデータがあります。

無意識のうちに視覚的に作用する「色」は、食べ物の味などの明確ではない認識にも影響を与え、また色によって特定の感情を引き起こしたり、プラシーボ効果をもたらしたりもします。たとえば、列車への飛び込み自殺防止のために青色灯が設置されて高い効果を上げたり、うつ病には黄色の薬が最も効果があるという研究結果があったりと、色と脳には深い関わりがあることが分かります。
このように色彩心理学は、ブランドロゴサービスイメージ購買意欲の促進医療や行動心理など、様々なシーンで活かされているのです。


色の効果的な取り入れ方

動画に色を取り入れるときは、まず動画の目的やコンセプトを決めておくことが大切です。その際はターゲットや商品・サービス、媒体、視聴環境など様々な条件を考えることも必要でしょう。動画の目的によって色や配色を変えることで、視聴者の心に刺さる作品になります。

また色を使って動画を効果的に見せるには、「70:25:5」の配色黄金比を意識することもポイントです。この比率はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%で、広告やファッションコーディネートなどにも取り入れられています。
ベースカラーは配色のうち最も大きな面積を占める色なので、動画においては余白や背景に用いられることが多いでしょう。メインカラー、アクセントカラーを引き立てる役割でもあります。
メインカラーはその名の通り、商品やサービスの印象を決定づける色です。
アクセントカラーは全体のたった5%ですが、一番目立つ色で全体のデザインを引き締める効果があります。アクセントカラーには、ベースカラー、メインカラーとは彩度や色相が異なる色が選ばれることが多いです。
この黄金比を意識することで、動画が与える印象はさらに良くなるでしょう。


色の特徴や働き


色ごとの特徴や働きを理解して動画に取り入れることで、目的に対する効果のアップが狙えます。色の感じ方には個人差がありますが、上手く色彩心理学を利用して動画に取り入れてみましょう。

青系

青は興奮する気持ちを抑え、心を落ち着かせる効果があります。信頼感や安心感を与える色なので、企業のコーポレートカラーやブランドロゴ、サイトなどにもよく利用されています。特に、信頼されることが重要なビジネスのマーケティングにおすすめのカラーだと言えるでしょう。

赤系

色の中でも特に強く、エネルギーに溢れたカラーが赤です。よく目立ち、欲望を刺激するため、商品やサービスを衝動的に利用してもらいたい場合にもおすすめです。アドレナリンの分泌を促して興奮状態にさせる作用があるので、衝動買いを狙ったセールなどのポップにも使われています。また、食欲を引き立たせる効果もあるので、飲食店のロゴなどにもよく利用されている色です。

黄色系

人目を惹きつける黄色は、明るく若々しいイメージを与えます。短時間で動画に注目させたい、手軽でポップなイメージの商品やサービスをアピールしたい場合にとてもおすすめです。ただし使いすぎると刺激が強すぎて疲労感を与えてしまうので、目的に応じてポイント的に使ってみるのもいいでしょう。

緑系

落ち着きがある緑はリラックス効果が高いので、豊かさや安心感をアピールしたいときにピッタリのカラーです。成長や繁栄もイメージさせるので、お金のことや健康などをマーケティングしたい場合にもおすすめです。

紫系

紫は特別感を演出する色なので、見る人に高級感やエレガントなイメージを与えるでしょう。知的で気品があるので、アンチエイジングなどの美容関係のマーケティングにもよく用いられています。パープルが与える優雅さを活かして、高価格帯な商品やサービスを取り扱うブランドなどにも採用されています。

色彩と心理学の関係についてもっと深めたい方は、こちらのページを参考にしてみてくださいね。
【15分で理解する色彩と心理学の関係-色が人間の心に与える影響】


色には強いエネルギーが秘められており「どの場面で何色を使うか」「何色をメインで使うか」などは、動画制作においても大変重要なポイントになります。色彩心理学を上手く取り入れることで、動画のマーケティング効果などもさらにアップするでしょう。

     

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