BLOG

2020.5.20

IllustratorとPhotoshopの違いとは

皆さんはイベントのポスターや広告を作る際
まずPC上で画像を配置したり文字を入れたりすると思います。
そんな時に主に使用されるのがadobe製品の「Illustrator」「Photoshop」

でも実際どっちを使ってもポスターや広告なんて作れるんじゃないの?
なんて疑問に思う方が居ると思います。

ということで今回は「Illustrator」と「Photoshop」の違いや
どのように使い分けると良いかを3つの項目に分けて説明していきたいと思います。

    Illustrator(イラレ)とは

    Photoshop(フォトショ)とは

    使い分けるとしたら




Illustrator(イラレ)とは

Illustratorは名前からすると絵を描くソフトなの?と思いがちですが
シンプルな線と塗りで作られるロゴや雑誌や広告などのレイアウトを得意としたソフトです。

なぜこのようなことが得意なソフトかというとベクトル画像を主に扱うソフトだからです。
ベクトル画像とは何かというと、
全ての画像はビットマップ画像とベクトル画像の2つに分けられます。
そのうちの一つベクトル画像は簡単にいうと縮小と拡大を繰り返しても画質が落ちないという特徴があります。
イラレロゴ
一方でビットマップ画像とは無数の点の集まりで作られた画像のことで点の集合体ということで
一度拡大してしまうと点が伸びてしまい画像が荒くなってしまうため、戻せなくなってしまいます。
ロゴ
(二つの画像についてもっと詳しく知りたい方はこちら

このことからIllustratorはロゴを作ってサイズを変えれるようにしたり、
雑誌やポスターのレイアウトをするのに適していると言えます。
(Illustratorについてもっと詳しく知りたい方はこちら

Photoshop(フォトショ)とは

簡単に言うとPhotoshopは写真を加工したり、合成したり絵を描いて着色することが得意なソフトです。
先ほどのIllustratorの逆でビットマップ画像なので写真の加工や合成、細かい部分の着色などは得意ですが、
Photoshop上での文字入れや画像などのレイアウトをするにはIllustratorほど適してはいないといえます。

フォトショップイラスト
またPhotoshopでは様々な種類のブラシを使うことができます。
本物の筆と絵の具で描いたような線の表現ができるのはPhotoshopだけです。

他にもPhotoshopでは写真のレタッチ(修正や加工)を行うことも多く、
アイドルや女優を起用した広告写真でニキビを消したり髪や肌のつや、輪郭修正などにも使用されています。
(Photoshopについてもっと詳しく知りたい方はこちら

使い分けるとしたら

結論から言うと広告やポスターなどに使う画像を作る際に
色味の調節や加工をPhotoshopで行い、
Illustratorでその画像をレイアウトしたり、
文字やロゴを制作し入れて作るといった工程が
うまく使い分ける方法だと言えます。

詳しく順序を説明すると
以下の広告を作る場合
バナー広告例
まずIllustrator上に作りたい大きさのフォーマットを設定します。
(一般的なフライヤーなどのチラシを作りたい場合はA4を選択)
フォーマット
次に使いたい画像をPhotoshop上にて色調節や合成を行い
フォーマットのところをPhotoshopにして
「.psd」の拡張子で保存します。(拡張子の説明はこちら
保存方法
保存したデータをIllustratorのファイルから配置を選択します。
(画像を入れる際、配置とは別に埋め込みという方法があるので今回は要注意)
イラレ 配置
先ほど保存した画像データを選択し配置をクリック
その後好きな場所でクリック、もしくはドラッグ&クリックで画像を配置。
配置方法
文字ツールやペンツールを用いて文字やロゴを作成(各種ツールの使い方はこちら
ツールバー
このように文字やロゴのの色や大きさも変えます。
(文字の間の感覚や行間、フォントにもこだわるとおしゃれに)
文字入れ
ロゴ
素材ができたらそれぞれを並べてみましょう。
(カーソルを素材の角に持っていくと拡大・縮小や回転させることができます)
並べる

そして完成したものが先ほどお見せしたこちら
バナー広告例

この作り方、なぜIllustratorとPhotoshopで分けて作ったかというと
Photoshopで画像を保存するときに「.psd」データにし、
Illustratorで配置という方法で画像をいれましたよね。

ここに大きな理由があります。

もしIllustrator上で画像の色味などを調節したくなった場合
もう一度Photoshop上でそのデータの色味などを変えて上書き保存するだけで
Illustrator上の画像もその色味に更新されます。
「.psd」データという編集履歴の残るデータを配置という画像データを
リンクさせる方法にて画像をいれていた為、
何度も画像の再編集が可能であったり貼り付け直さなくてよかったということです。
これがもし配置ではなく、埋め込みであった場合
「.psd」データを再編集しても画像の更新はIllustrator上ではされません。

まとめ

Photoshopでは主に写真加工・合成、絵画や本格的なグラフィック制作が得意
Illustratorではロゴやアイコン制作、レイアウトが得意

うまく一緒に使うにはPhotoshopで加工した「.PSD」データを配置でIllustratorにリンクさせて
PhotoshopとIllustratorを行き来するようにして制作すると良いということですね。

     

人気記事

 

おすすめ記事

     

新着記事


月別アーカイブ

Instagram