会社・学校・企業紹介動画、採用動画を作りたいものの、費用の相場や誰に頼むべきかが分からず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
無駄な費用をかけないために、費用の相場を把握しておくとともに、複数の企業・フリーランスから見積もりをもらって判断することは非常に大切です。
本記事では、会社・学校・企業紹介動画にかかる費用相場を網羅的に解説するとともに、費用を抑えるポイントをご紹介します。
また、フリーランスを採用する際のメリット、デメリットも解説するので、参考にしてください。
会社紹介動画の料金相場は、制作する企画内容によって大きく4パターンに分かれます。
それぞれの動画形式における費用の相場や、具体的な内訳について解説します。
インタビュー形式の動画の場合、相場となる費用やその内訳は下記の通りです。
自社の社員が1台のカメラに向かって話をする形で撮影を行ないます。
職場の雰囲気や働き方、やりがいなどを、採用希望者に向けてアピールする動画に向いています。
この価格帯の場合は、基本的に動画編集のみを依頼するため、費用を抑えた動画制作が可能です。
依頼する作業も明確なので、フリーランスを活用した動画制作も検討できるでしょう。
上記のインタビューに加えて、別素材を用いることでよりリッチな動画にしたい場合の内訳等は下記の通りです。
社員のインタビュー動画だけでは伝えにくい、社内の雰囲気や仕事風景、自社独自の魅力やアピールポイントを素材にして動画に組み込みます。
それにより採用志望者が、入社後をイメージしやすい動画を作ることが可能です。
この価格帯からは、撮影を含めての動画制作依頼です。
素材の映像をどのように準備するかを考えて、動画制作を依頼しましょう。
ドキュメンタリー形式の動画を制作する際の、動画制作にかかる費用や内訳は下記の通りです。
ドキュメンタリー番組のような、実際に働く社員の姿や等身大の悩みを通して、求めている人物像、仕事内容をより具体的に伝えられる動画です。
費用面は高額になる分、採用希望者に向けて「ここに入ったらどんな生活がおくれるのか」といった自分の将来を想像できる共感を得やすい動画に仕上がります。
社内の雰囲気や、社員の充実した一日をアピールしたい場合、非常に有効な動画となるでしょう。
本格的なドラマ仕立ての動画など、撮影時間が多く必要な場合の費用と、その内訳は下記の通りです。
ドラマ仕立てのストーリーがある動画は、視聴者に没入感をあたえて、飽きることなく集中してもらえるため、企業理念や世界観をしっかりと伝えていく動画に仕上がります。
また予算しだいでは、実写のみに限らずアニメーションなどの採用も可能です。より採用希望者の関心を強くして、積極的な応募に繋がる動画制作も依頼できるでしょう。
採用動画制作の予算が多く取れない場合は、費用を抑えるためにもフリーランスを活用するのも手段の一つです。
フリーランスであれば、「動画編集のみ」といった作業範囲を限定する頼み方も可能です。
動画制作の一連の作業をすべて依頼するのが難しい代わりに、細かい作業単位で仕事を依頼できるため、費用を抑えた動画制作が行えます。
ここからは、フリーランスを起用するメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。
フリーランスを起用するメリットとして、大きく下記の2つが挙げられます。
制作会社に依頼する場合と比較して、フリーランスは、安価な費用で依頼できるケースが多いです。
費用は作業範囲と実績によるため、コストに見合うかの確認が必要とはいえ、費用を抑えて動画制作を依頼できる点は大きなメリットでしょう。
また、フリーランスは個人で業務を請け負っているため、「できる」「できない」の回答が、その場ですぐに得られます。
こうした対応が早いことも、フリーランスに依頼する際のメリットです。
フリーランスを起用することによる、デメリットは下記の通りです。
フリーランスで活動している方は、専門学校を卒業したての人から、主婦、元TVディレクターと様々です。
クラウドソーシングサービスで手軽に仕事を請け負える環境であるため、動画制作者を探せばすぐに見つかります。しかし、担当者のスキルレベルは判断が難しく、場合によっては料金に見合わない動画になるケースもあるでしょう。
それ以外にも、フリーランスは個人での請け負いとなるため、動画制作者の状況によって作業が完全にストップしてしまうリスクも考えられます。
フリーランスへの依頼は、費用面を抑えられる点は魅力ですが、デメリットもあるため活用する際は慎重な検討が必要です。
こういったリスクを避けたい場合は、動画制作会社への依頼を推奨します。
会社・学校・企業紹介動画の費用を抑えたい場合、下記の3点の取り組みを行いましょう。
それぞれ順番に解説します。
自社で用意できる素材は、制作を依頼せずに自社で対応すると費用を抑えられます。
素材は撮影したい動画の内容次第で変わりますが、下記のような取り組みを行うだけでも、費用を大幅に抑えられるケースが多いです。
採用動画の場合は、社員の参加や自社の風景を活用するのは、イメージ戦略としても合理的と言えます。
動画の目的に合わせて、適宜自社リソースを使用することが大切です。
撮影日をまとめることで、制作費用を抑えられます。
撮影には機材搬入、スタッフやキャストの調整などがあり、撮影日が複数日になると費用が加算されます。逆に、撮影日を1日にまとめられれば、その分、費用を抑えた撮影が可能です。
撮影日数によって料金が変わるため、できる限り1日で撮影できるようスケジュールを組みましょう。
撮影場所を絞ることで費用を抑えられます。
撮影場所が異なると、機材の移動、撮影準備が必要になり、その分費用が増えます。
費用を抑えたい場合、できる限り移動を少なくすることが大切です。
会議室1ヶ所だけで撮影したり、社内の複数の部屋を使って撮影を行うなど、できるだけ複数の場所に移動しないで済む方法を検討しましょう。
本記事では、会社・学校・企業紹介動画にかかる費用相場を網羅的に解説するとともに、費用を抑えるポイントをご紹介してきました。
会社・学校・企業紹介動画、採用動画の制作費用は、撮影したい形式などにより料金相場が異なります。
そのため、コンセプトを1つに絞って内容にあった形式の動画制作を依頼することが重要です。
限られた予算を使って動画を撮影するためのフリーランスの活用。費用を抑えるポイントもご紹介してきたため、それらを活用して動画制作をご検討ください。