スマートフォンやタブレット端末の普及により、ネット上で様々な広告を目にする機会が多くなりました。広告には動画や静止画などが使われていますが、それぞれの特徴や広告効果にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、初心者の方でも分かりやすい内容で動画・静止画広告の違いについてお伝えします。さらに現在注目されている静止画の一部が動く、不思議なシネマグラフポスターについても紹介するので、広告を始めようと思っている方は参考にしてみてください。
現在広告市場は年々成長を続けており、特に動画広告は大きな盛り上がりを見せています。広告市場拡大の背景には、ざっくり分けて3つの理由があると考えられています。
スマートフォンは若者だけではなく、50代にもパソコンを上回るインフラとして定着しています。どこにいてもインターネットに接続できるスマートフォンの普及により、今後もさらに広告市場が成長していくことが期待されています。
スマートフォンの普及とともに、LINE、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSのユーザーも増加しています。多くの人が目にするSNS上には様々なコンテンツの広告が掲載されており、実際にクリックしてみたことがある人も多いではないでしょうか。
スマートフォンの持ち運びが当たり前になり、大容量のデータ通信も可能になったことで、スマートフォンを使って動画を視聴しやすい環境になりました。それに伴いネット上の情報量が充実・増加したことで、情報を得る手段がテレビからネットに移り、広告市場は一気に広がったと考えられます。
今後さらに拡大していくことが予想される広告市場ですが、動画と静止画の広告にはどのような広告効果が期待できるのでしょうか。それぞれの特徴もあわせて紹介します。
静止画広告は伝えたい情報を一目でターゲットに伝えることができます。動画広告は視聴する必要がありますが、静止画広告は瞬時に情報を与えることが可能です。特に届けたい情報量が少ないものほど、静止画広告は効果的です。
また低コストで作成できるところも静止画広告のメリットです。デザインを考えながら写真素材などにテキストを入れれば出来上がりますし、制作会社に依頼しても一般的には動画制作より予算を抑えることができるでしょう。
SNSやYouTubeなどの動画コンテンツの普及により視聴者が動画を視聴することは日常に溶け込んでいるので、動画広告は視聴されやすい環境が整っています。
動画広告最大のメリットは、膨大な情報量をターゲットに伝えられることです。たとえば1分間の動画には、ウェブサイト3600ページ分の情報量が入っていると言われています。静止画は視覚でしか情報を伝えられませんが、動画は聴覚にも訴えることができるので、記憶にも印象にも残りやすくなる特徴があります。また静止画では伝わらない商品のディティールや中身などについても紹介できるので、見た人からの信頼も得やすいでしょう。
動画広告は、静止画広告より制作コストがかかります。しかし、動画広告の方が静止画広告より広告認知度が1.6倍、広告理解度が1.8倍、利用意欲は約7倍になるというデータもあります。マーケティング効果を考えると、制作コストだけを考えて動画広告を避けるのはもったいないですよ。
動画広告と静止画広告の広告効果や特徴が分かってくると、「動画広告の方が効果を期待できそう!」と思った人も多いのではないでしょうか。しかし一概に動画の方が、広告効果が高いとは言い切れません。なぜかと言うと、動画が静止画より多くの情報を伝えるには、動画を最後まで見てもらう必要があるからです。
静止画は伝えられる情報が少ないものの、見た人全員に最低限の情報を届けることができます。一方動画はどれほど多くの情報量があっても、再生してもらわなければ伝えることができません。動画広告で情報を伝えるには、最後まで視聴してもらえるような動画作品に仕上げるなどの工夫も必要になります。
広告訴求したい商品やターゲットによって、動画・静止画広告を使い分けることが大切だと言えるでしょう。
https://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/183369605088/20190311(外部リンク)
ここでまで動画・静止画広告についてお伝えしてきましたが、その両方の良いところを取り入れた「シネマグラフポスター」をご存知ですか?
画像の一部だけに動きを取り入れた手法で、動画や静止画とは違う不自然さが目を引きクリック率のアップを狙うことができますよ。また静止画のように一目で伝えたいことが分かるのに、動画のように商品がどう動くのか、どこがアピールポイントなのかなどの情報を伝えることも可能です。
不思議なシネマグラフポスターは街頭モニターやWebサイト、SNSなどでも高いマーケティング効果を発揮するので、新しい広告に取り入れてみてはいかがでしょうか。
https://capworks.jp/service/(内部リンク)
広告の効果をアップさせるためには動画と静止画広告の特徴を理解して、ユーザーの興味や関心にアプローチしていくことが大切です。
数ある広告の中でも「あれ?」と目を引くような新しさがある、シネマグラフポスターを活用するのもおすすめですよ。