動画制作において必要なものといえば、まずカメラや機材を揃えることはもちろんですが、編集にあたっても映像テンプレートや音楽などの素材も必要となってきますよね。
また、ハイクオリティな動画を創ろうと思うと、機材はどれがいいのか、音楽やテンプレートはどうしようかと悩まれることかと思います。今回は機材選びの際に役に立つサイトや、映像テンプレートや音楽などの素材を集める際に役に立つ4つのサイトについてご紹介します。
・Artlist
高クオリティなライセンスフリーの楽曲提供サービス
・cinema5D
シネマカメラを中心に撮影機材を紹介
・FootageCrate
実用性のある動画素材を豊富に揃える
Videohiveは現在約150万種類もの映像やテンプレートをダウンロードできる海外の大手サイトです。ハイクオリティな映像素材を~3000円程度の価格で購入することができます。
使い方としては、まずはサイトの上部右上の“Create an Envato Account”より氏名とメールアドレスを入力し、会員登録を行いましょう。そうすると入力したメールアドレス宛に確認メールが届くため本文内のアカウント認証ボタンを押して承認します。登録が完了したらダウンロードしたいテンプレートを検索しましょう。
希望のイメージに関連する単語で検索すると関連のテンプレートがヒットします。
(結婚式用なら“wedding”や“marriage”など)
テンプレートを購入する場合は、“Purchase”をクリックし、個人使用の場合は安い方の“Regular License”で購入しましょう。商用利用される場合は“Extended License”で購入すると、テンプレートの中身は一緒ですが、商用利用に関する書類が添付されるため安心して利用できます。
支払いが完了するとダウンロードができるようになります。一度購入したテンプレートは何回でもダウンロードしなおすことができます。
Artlistは世界中のインディーアーティストによるクオリティの高い楽曲が4500曲以上も配信されているライセンスフリーの楽曲提供サービスです。
動画に音楽をつけるメリットとしては、視聴者を飽きさせずに動画に興味を惹きつけることができたり、短い時間でイメージや感情を共有することができるようになるというところです。そのため動画制作において、音楽は欠かせないものとなっています。
しかし、動画に音楽をつけようとすると必ず問題となってくることが著作権についてです。動画に音楽をつけて配信しようとする場合、著作権がない音楽を利用するか、その音楽使用の許可を取る必要があります。“Artlist”は著作権フリーの音楽を無制限でダウンロードすることができます。それも、使用する際に面倒なアトリビューション(クレジット)表記※をする必要もありません。
著作権の所在を示した表記のことで、簡単にいうと“この動画に使われている曲はArtlistの××という曲です“といった表示や参照リンクを張り付けすること。
また、Artlistの料金体制は1年間の定額制となっており、以下の3つのプランがあります。
音楽のみの場合の$199の場合、レートによりますが日本円にして約21,000円となり、月額に換算すると1ヶ月約1800円程度です。年間2万円と聞くと高く感じるかもしれませんが、1曲ごとに購入する場合と比べると、1曲3000円程度かかるとして、月に2~3本動画制作をされる方にとってはかなり破格だといえます。また、1曲ずつ購入する場合、ダウンロードしてみたけどイメージが違った、など失敗してしまう可能性がありますが、Artlistでは無制限にダウンロードできるためそういった心配もありません。(1日にダウンロードできるのは40曲までという上限はあります。)また、一度ダウンロードした楽曲は、たとえライセンスが切れた後や解約後であっても期間無制限で使用することができます。
会社でライセンス登録を行った場合は、1つのライセンスで社員全員が使用することができます。検索システムも充実していて、ムードやビデオテーマ、ジャンル、楽器、アーティスト・アルバムなどで検索することができ、イメージに一致した楽曲をスムーズに検索することができます。
cinema5Dはシネマカメラを中心とした撮影機材を紹介している海外大手サイトです。2008年にオーストリアのウィーンを本拠地として開設されて以来、順調にアクセス数を伸ばしいます。欧米を中心にメジャーなサイトですが、日本語翻訳のcinema5D Japanも2016年から開設され、日本発の記事も英語に翻訳されて世界に発信されています。
放送用プロモーションビデオや自主制作映画、CMなどハイアマチュアを含めた映像制作用機材を中心に紹介されており、これらの撮影に使用される業務用カメラについてや、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラについても紹介されています。こちらの記事ではプレス発表や試用レポートについて書かれているのではなく、プロの映像制作者が実際に使用してみた意見を交えて書かれていたり、ラボテストによる数値的な評価が盛り込まれているため、これからカメラの購入を検討している方にも機材の比較検討の際に役立ちます。
FootageCrateは高クオリティで実用性のある動画素材が豊富に揃った海外サイトで、無料素材も豊富にそろっています。アクションシーンで使われるような爆発やリアルな煙など様々な素材が揃っています。
AfterEffectsで自分でオリジナルのものを作ることもできますが、FootageCrateの素材はクオリティが高いので、数時間かけて自作するよりもここの素材を使った方が負担も少なく便利でしょう。日本語対応はありませんがわかりやすくサムネイルで一覧表示もされておりなんなく利用することができます。素材には有料のものと無料のものがあり、無料で会員登録だけと有料会員登録があります。
このように有料素材と無料素材がありますが、無料だからといってクオリティが低いわけではなく、有料素材と変わらないほどクオリティが高いものが揃っています。ただ、無料素材の数は数百あるかどうか程度なため、より多くの素材を使いたい場合は有料会員となることをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。これから動画制作にとりかかろうとされている方は、ぜひこれらのサイトを活用してクオリティの高い動画制作を行ってみてください。