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2026.9.29

CMの種類と作り方|制作手順・準備するものを解説

初めて広告映像を作るときは、誰に届けるか・何を一番伝えるか・どこで流すかの3つから決めましょう。商品の使い心地を見せたいなら実写、目に見えない仕組みを説明したいならアニメーションなど、伝える内容によって適した表現が変わります。

完成イメージを最初から固める必要はありません。まず目的と公開予定を整理し、企画、撮影・素材制作、編集の順に具体化していけば、確認すべきことが見えてきます。この記事では、種類の違いから制作手順、社内で用意するものまでを解説します。

依頼先を比較したい方へ
見積もりや担当体制の確認は、CM制作会社への依頼で確認したい費用・体制・実績で詳しく紹介しています。これから制作を進める方は、以下で表現と準備のポイントを整理してください。

CMの種類は「流す場所」と「表現方法」を分けて考える

テレビCM・WebCMは掲載先の違い、実写・アニメーションは表現の違いです。この2つを分けると、「Web広告で、実写の商品紹介を作る」といった形で計画を整理できます。

掲載先による違い|テレビ・動画配信サービス・SNS

公開先は、構成を作る前に共有しておきましょう。同じ商品を紹介する場合も、指定の秒数や画面の向き、視聴される状況に合わせて、見せ方を調整する必要があります。

掲載先制作前に確認すること
テレビCM放映枠に対応する秒数、放送局などが指定する映像・音声の仕様、考査や素材提出の期限。
YouTubeなどの動画広告広告形式、必要な秒数・縦横比、スキップの有無、広告から案内するページ。
InstagramなどのSNS広告掲載面に合う縦横比、スマートフォンでの文字の読みやすさ、画面上のボタンなどと重ならない配置。

横型の映像を、そのまま切り抜けば縦型でも使えるとは限りません。複数の媒体で使う場合は、撮影時の人物・商品の配置や、文字を置く余白まで先に検討します。秒数や入稿条件は、利用する媒体・広告形式の最新仕様を確認してください。

実写|商品・人物・場所を具体的に見せたいとき

実写は、実際の使用場面や空間の雰囲気を伝えたい企画で検討しやすい方法です。商品の大きさ、使う人の表情、店舗で過ごす様子など、見てもらいたい場面を挙げると、必要な撮影を整理できます。

準備の中心は、商品・出演者・撮影場所の確保です。商品をきれいな状態で用意できるか、営業中の店舗で撮影できるか、出演者の日程が合うかを確認しましょう。

制作事例:GLION MUSEUM様
大阪・築港にあるGLION MUSEUM様のテレビ放映用CMを制作しています。施設を題材にした企画を考える際は、「どの場所を見せたいか」「どんな印象を持ってほしいか」を整理しながら、GLION MUSEUM様「ハイブランドver」テレビCMをご覧ください。

アニメーション・CG|仕組みや概念を視覚化したいとき

アニメーションやCGは、撮影だけでは伝えにくい内容を図や動きで説明する方法です。サービスの利用手順、製品内部の仕組み、データの流れなど、何を視覚化したいのかを先に決めます。

撮影がなくても、修正が簡単とは限りません。動きを付けてから図の構成やキャラクターを変更すると、作り直す範囲が広がることがあります。静止画のデザインと説明内容を確認してから、アニメーション制作へ進めましょう。

実写とグラフィックの組み合わせ|使用場面と説明を両立したいとき

実際の映像に図解や文字を重ねると、使用場面を見せながら特徴を説明できます。例えば、商品を使う手元に操作のポイントを添えたり、実写では見えない働きをCGで補ったりする構成です。

撮影前に決めたいのは、映像と図解の役割分担です。後から説明を詰め込むのではなく、どこに何を重ねるかを絵コンテに入れておくと、必要な余白や撮影アングルを確保しやすくなります。

短い尺の構成は「一番伝えたいこと」から組み立てる

構成を考えるときは、最も覚えてほしいメッセージを1つ決めます。認知を広げたいなら商品名や特徴、来店につなげたいなら利用する理由など、目的に合わせて情報の優先順位を付けましょう。

例えば15秒の商品紹介なら、次のような組み立てが考えられます。以下は構成を検討するための一例で、すべての企画に共通する決まりではありません。

  1. 冒頭の約3秒:商品と、視聴者に関係する悩み・利用場面を見せる。
  2. 中盤の約7秒:使う様子を通じて、最も伝えたい特徴を示す。
  3. 最後の約5秒:商品名・ブランド名と、検索や来店など次の行動を案内する。

文字数だけでなく、見て理解する時間も確認します。ナレーションを実際に読み、商品名や案内文を画面で追えるかを確かめましょう。情報が多い場合は、早口にする前に、詳細ページへ回せる説明がないか見直します。

制作事例:ベルェベル美容専門学校様
学校の認知向上を目的としたYouTube向けの6秒広告で、企画から撮影・編集まで担当しています。短い尺で扱う情報量を考える参考として、ベルェベル美容専門学校様「美容室編」YouTube広告をご覧ください。自社の企画でも「必ず残す情報」と「別の場所で説明する情報」を分けてみましょう。

CMの制作手順|各工程で何を確認すればよいか

制作をスムーズに進めるには、工程ごとに確認を終えることが大切です。完成後に一度で判断しようとせず、企画、絵コンテ、初稿の段階で、次へ進めてよいかを確認します。

1.目的と企画の方向性を決める

最初の確認事項は、誰に何を伝え、どんな行動につなげたいかです。「商品の存在を知ってほしい」「店舗に足を運んでほしい」など、目的を具体化します。公開先と予定日も共有し、企画の方向性をそろえましょう。

2.構成・台本・絵コンテで完成イメージを共有する

絵コンテでは、映像・文字・音声をセットで確認します。どの場面で何を見せるか、商品名をいつ出すか、ナレーションで何を補うかを整理します。参考動画は「色味」「テンポ」「説明の分かりやすさ」など、参考にしたい点も添えて共有してください。

撮影前に、見せる商品・必要な場面・伝える内容を社内で承認しておきましょう。関係部署の確認を後回しにすると、撮影後に不足するカットが見つかる原因になります。

3.出演者・場所・素材を準備する

撮影日までに、誰が何を用意するかを一覧にします。商品、衣装、小道具、出演者、ロゴデータなどを整理し、撮影場所の利用条件や必要な許可・申請の確認担当も決めます。屋外撮影では、雨天時の判断日や代替案も共有しておきましょう。

アニメーションの場合は、デザインの確認が準備の要になります。イラストのテイスト、配色、図解の内容などを静止画で確認し、動かす前に認識をそろえます。

4.撮影・素材制作を行う

撮影では、絵コンテに必要な映像がそろっているかを確認します。商品の向きや表示、操作手順、映り込んではいけない情報など、企業側でしか判断できない点は現場で確認できる体制にしておきます。

複数サイズで使う場合は、各画面に収まるかも確認します。横型では見える商品や人物が、縦型では切れてしまう場合があります。必要に応じて、別アングルや別テイクを撮影します。

5.編集して初稿を確認する

初稿では、まず内容と流れを確認しましょう。伝えたいことが伝わるか、情報が多すぎないか、場面の順番に違和感がないかを見ます。そのうえで、テロップ、色味、音の調整へ進むと、確認事項を整理しやすくなります。

修正は「何秒の・どこを・どう変えるか」で伝えると明確です。例えば「00:08の商品名を正式名称に変更」のように記載し、社内の意見をまとめて共有します。仮の音声や未調整の箇所がある場合は、その範囲も確認してください。

6.内容を確定し、ナレーションや音を仕上げる

本収録の前に、原稿と固有名詞の読み方を確定します。商品名、数字、価格、日付、注意書きなども確認しましょう。ナレーション収録後に文言が変わると、再収録や映像の再調整が必要になる場合があります。

7.媒体の仕様に合わせて納品・公開準備を行う

最後に、秒数・縦横比・ファイル形式・音声などを納品条件と照合します。複数パターンを作る場合は、ファイル名と用途もそろえ、古い版を誤って使用しないようにします。

納品された映像が、そのまま放映・配信できるとは限りません。媒体側の審査・考査や入稿確認が必要な場合があるため、出稿担当者と提出期限を共有します。表現や企画の事前確認が可能な媒体では、撮影前から確認を進めましょう。

制作前に用意しておきたい資料・素材のチェックリスト

相談のために、すべての資料を完成させる必要はありません。あるものと未定のものを分け、必要な情報をいつまでにそろえるか決めておくことが大切です。

用意するもの整理・確認する内容
目的と主なメッセージ届けたい相手、最も覚えてほしいこと、視聴後に期待する行動。
商品・サービス資料正式名称、特徴、使い方、表示する価格・条件、訴求する内容の根拠。
ロゴ・写真・既存映像元データの有無、画質、ロゴの使用ルール、今回の広告で使える素材かどうか。
参考動画・ブランド資料参考にしたい演出、色味、テンポ、避けたい表現、指定の書体や配色。
商品・出演者・場所撮影用の商品、出演可能日、撮影可能な時間、場所の利用条件、手配担当者。
使用媒体と利用期間テレビ・Web広告・自社サイトなどの利用先、利用期間、出演者や音源・素材の使用条件。
公開予定と確認体制公開日、入稿期限、社内確認に必要な日数、最終承認者、出稿担当者。

既存素材を再利用するときも、今回の使い方に合う使用条件か確認しましょう。以前に使った写真・音源・出演映像でも、広告への利用や別媒体への展開、利用期間の延長が同じ条件でできるとは限りません。

スケジュールは公開日から逆算して組む

撮影・編集だけでなく、社内確認と媒体への提出にも時間を確保します。CapWorksでは、映像制作全体の期間の目安を3週間〜2か月程度と案内しています。ただし、CMの制作日数を一律に保証するものではなく、企画内容や手配、確認に必要な日数によって変わります。

先に押さえたいのは、次の4つの期限です。媒体の事前確認がある場合は、その日程も制作開始時に組み込みましょう。

  • 企画・絵コンテの承認日:撮影や本格的な素材制作に進める日。
  • 素材の支給日:ロゴ、商品資料、撮影用商品などをそろえる日。
  • 修正内容・原稿の確定日:社内の意見を集約し、仕上げや本収録へ進める日。
  • 完成素材の提出日:媒体側の確認や差し戻しへの対応も見込んだ日。

「公開日に間に合うか」を考えるときは、社内で返答できる日もセットで伝えてください。担当者だけで判断できない事項や、承認者が不在になる日を先に共有すると、現実的な進行を組みやすくなります。

CMの企画・準備に迷ったら、CapWorksへご相談ください

CapWorksは大阪を拠点に、テレビCM・WebCMの企画から撮影・編集・納品まで対応しています。撮影を含め全国対応しており、遠方の案件もリモートでの打ち合わせや出張を含めてご相談いただけます。

「実写とアニメーション、どちらが合う?」「撮影までに何を用意すればいい?」といった段階からご相談ください。商品・サービスの特徴と、届けたい相手を伺いながら、表現方法と制作の進め方を整理します。

  • 表現を決めたい:目的に合う実写・アニメーション・CGの使い方を検討します。
  • 準備するものを知りたい:撮影に必要な商品・場所・出演者や、支給する素材を整理します。
  • 公開までの流れを相談したい:希望時期と社内確認の日程を踏まえ、制作スケジュールを検討します。

対応できる表現や制作内容は、テレビCM・WebCM制作サービスでもご紹介しています。

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